COMPOSIT(コンポジット)

2019/05/29
by MARS FLAG SHOP

こんにちは。 以前よりblogを行っておりましたが、Ameba blogからこちらの公式サイトへ移設致しました。
今後こちらで商品の情報やイベントの情報など、様々な物事をお伝えしていきたいと思います。

さて、記念すべき移設第一弾ですがまずは初心に帰り今やMARSのアイコンともなった「COMPOSIT =コンポジット」について掘り下げてみたいと思います。現在MARSのメインのデザインとなっている「COMPOSIT=コンポジット」。様々なアイテムの各所にコンポジットの編み目がデザインされています。

Traditional Techniques

そもそもコンポジットは日本古来の伝統技法である、竹細工の竹の編み込みにインスパイアされています。 竹は強くしなやかで耐久力にも優れている事から、古くから様々な物に使用されてきましたが竹細工による「籠」は現在でも工芸品として多くの方に親しまれています。 そんな竹細工の籠の一番の特徴は、竹のしなやかさを生かした編み込みにあると思います。 竹を編み込む事により耐久性が増し、さらに編み込み自体が何とも言えないデザインとなり広く親しまれているのではないでしょうか。

そこでシルバー等の金属で竹の編み込みを表現出来ないだろうか? 竹細工の編み込みに着目し、金属で同じような表現をしたい。 そのような観点からコンポジットはスタートしました。 柔軟な竹とは相反する硬質な金属で編み込みを表現する為、当初は様々な試行錯誤が行われました。 縦軸と横軸の編み込みの線径や厚みを変え試作を繰り返し、 また編み目の方向にも拘り縦や横、斜め等様々なパターンを組み合わせました。

この様な試行錯誤を重ね現在のコンポジットの編み目に至りました。斜めに編み込み、表面に現れる編み目の線にのみ編み目と平行の溝を入れました。 これによりコンポジットの編み目がより細かく映り、編み目の表情を引き立てています。 またシルバー製のアイテムにおいてはイブシ加工を行う事により、表面の編み目の波打つ凸部分は磨かれ輝き 編み目の凹部分はイブシが残り陰影がハッキリと現れ、より一層編み目の表情が豊かになります。

竹細工の編み目に着目し、今やブランドのアイコンへと昇華させた 「COMPOSIT=コンポジット」 ですが、次なるステップとしてシルバーではなく素材をゴールドに変えて表現してみてはどうだろうか? とゴールドの素材にチャレンジし始めました。 ゴールドの素材の一番の特徴として、シルバーとは違い変色しない事が挙げられます。 ゴールドのアイテムをご愛用される方の多くは、いつまでも輝きが保てると言う所に惹かれ愛用されているのではないかと思います。 変色しない事がゴールドのアイテムに高級感を与える一つの要因であるとおもいますが、 ことコンポジットの編み目においてはゴールドの変色しないというメリットがデメリットとなってしまいました。

シルバーのコンポジットはやはり仕上げのイブシ加工により、陰影が引き立ち編み目が綺麗に表現されています。ゴールドは変色しない為、シルバーのイブシ加工の効果が無く陰影が出せませんでした。 試しにそのまま磨いて仕上げてみましたが、陰影のないコンポジットは何処かボンヤリとしていて編み目がぼやけてしまっています。 やはりコンポジットは陰影をつける事がとても重要だと再確認し、では変色しないゴールドでいかに陰影をつけるか という問題に取り組み始めました。

Processing

初めに試してみたのは、ゴールドをバーナーで炙り焦がして黒くするという事を試しました。 イブシ加工程黒くはなりませんが、ある程度黒くなったのでそのまま仕上げるとゴールドのコンポジットに陰影がつきました。 確かにそのまま仕上げるよりもコンポジットの編み目に陰影はつきましたが、イブシ加工と違い色のムラがあり ゴールドが本来持ち合わせる高級感のある輝きが損なわれてしまっているような印象に・・・ ゴールドではコンポジットの編み目を表現するのは難しいのかと思いましたが、変色により陰影をつける という方法を根本から見直し、新たな方法で陰影をつける事にチャレンジしてみました。

次に試してみたのは、ブラスト加工というとても細かい粒子をコンポジットの編み目に吹き付けて、表面に細かい傷を付けるという加工をしてみました。 このブラスト加工を行うと、見た目はほんのり白いマットな仕上がりになります。 これをシルバー同様に仕上げると、コンポジットの編み目の凸部分は磨きがかかり輝き、編み目の凹部分は白くマットな感じに仕上がりました。 これによりゴールドの輝きを損なうことなく陰影がつけられ、ゴールド素材でもコンポジットの編み目を綺麗に表現する事が可能になりました。シルバーでは黒く陰影をつけ表現しましたが、ゴールドは逆に白くすることによりコンポジットの編み目に陰影をつけています。

この様にして生まれたコンポジットですが、最近ではお客様から「コンポジットの~」と言ったようなお声掛けを頂く機会もあり、 段々と浸透してきたのかなぁと嬉しく思う事がございます。 これからもリングやピアス、ネックレスと様々なアイテムをリリースすると思いますが、恐らく随所にデザインのアクセントとして コンポジットの編み目が使用される事があると思います。 様々なアイテムの細かい部分まで着目して頂けると幸いです。

また、店頭にお越し頂いた際などはデザインで疑問に思ったことや、コーディネートのアドバイス、プレゼントのご相談など 店頭スタッフへお気軽にご相談ください。 多数様のご来店、スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

Staff Tanaka